顔色と不安

例の7月の日曜日の話から、須藤さんの一挙一動に強く怯え、不安を覚える日が続いている

 

私は離婚したくない

その思いは強い

 

弘也が産まれた理由を意味のあるもの、価値のあるものにしたいから。

 

そのためにも、須藤さんと私で楽しい時間を重ねていきたい。そして、そこから弘也が、だから自分はここにいるんだね、と納得できるようにしたい

 

逆に離婚してしまったら、弘也にとって、自分がいる理由がつらいものになってしまう

 

そんなことにはしたくない

そのためにも、諦めたくない

 

7月の日曜日から色々と考えて、自分が諦めちゃいけないと思う一番の理由はこれだと思う

 

けれども、須藤さんの離婚したいと思っている気持ちやそう思わせるような言動に毅然としていられる強さもなく、強い不安が続いているし、怯えている

 

また須藤さんに離婚を盾に脅されているような感覚を感じることもある

 

それは須藤さんにとっての自分の心を守るための防御反応なのかもしれない

 

とはいえ、自分は離婚を望んでいるのだから、と開き直ってはほしくないとは思う

 

3人で幸せに暮らしていくことが、もともとの私と須藤さんとの強い願いだったはずで、そこに向かう気持ちや姿勢はお互いの一生の約束なはずなのだから。